法律問題にならぬよう直接に文字化し名指しはしないので、薪ストーブ被害者各位はその検索能力を存分に生かして事実関係・裏事情を各自で調べてみると実に興味深い材料が得られると思うのでそれぞれ頑張って頂きたいものである。
最後にもう一つ付け加えておきたい点がある。
本稿で述べた国土交通省による防火基準の緩和(結果的に住環境に木材燃焼煙を撒き散らす改悪になった)は2009年4月1日施行であったが、有ろうことかその後2009年9月9日に環境省はPM2.5の環境基準を定めている。
何という皮肉、恐ろしい入れ違い政策であろうか。
さて、そろそろ昨年11月に相次いだ薪ストーブ被害者に関する報道等について、苦言を呈する意味で少々書こうとは思っている。
最後に、日本では不都合な事実であるとされ一切報道されない欧州での木材燃焼器具への逆風について事実をここに記しておく。
遂にEUでは2027年に向け木材燃焼暖房器具の禁止について議論が始まっている。
しかし経済水準の低い東欧諸国では反対意見があり、EU全体としての禁止議論は遅れる見込みである。
なお、オランダのユトレヒトでも2030年に木材燃焼暖房の全面禁止を計画している。
類する最新情報はこちら。
編集部より:この記事は青山翠氏のブログ「湘南に、きれいな青空を返して!」2025年3月21日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は「湘南に、きれいな青空を返して!」をご覧ください。