金融引締めで景気後退を招かないままナローパスを通ってソフトランディング前夜まで持ってきたFedはトランプ政権によって更に狭いナローパスを通らされている。
いまシリアスな顔で「物価上昇の不確実性が高いのでFedは利下げできない」などと言っている人達は、関税がインフレーショナリーではなく、ごく近い将来の素早い利下げ再開が必要であると分かった上で、Fedが表面上の数字に囚われて失敗を犯すのを、罠の前でニヤニヤしながら待ち構えているのである。
編集部より:この記事は、個人投資家Shen氏のブログ「炭鉱のカナリア、炭鉱の龍」2025年3月19日の記事を転載させていただきました。