この状況下で、「”すべての個”がベースとなるアメリカ的な民主主義のダイナミズム」と「日本的な調和や伝統」と「欧州風の理想主義」を全部実現するにはどうすればいいのか?
これからの日本では、
・「アメリカ型の民主主義」を受け入れきっちゃって、「あらゆる個」ベースのボトムアップの構築性で自分たちを定義していきつつ、 ・とはいえ「日本らしさとか欧州風の理想とか」が吹き飛んでしまわないような着地を目指していくことが必要になってくる
…ということになります。
そこで必要になってくるのが、「受けて立つ」リベラル(メタ正義ムーブメント)の姿勢なのだ、ということです。
それは、「正しさ」と「リアリティ」との間の全く新しい”双方向性”に対して、社会全体で向き合っていくことを意味します。
(ちなみにそれを、それを「小さな対話」から「大きなムーブメント」に転換していくプロセスの中では、以下記事で書いたように日本が過去20年グダグダになりながら守ってきた「旧来メディアの安定性と人の絆」が「依代」としての大きな価値を持つようにもなるでしょう。)
3. 「正しさとリアリティの双方向性」
一番わかりやすい例だと思うのが、そもそもアメリカの分断も欧州の分断も「外国人との共生」問題というのがかなり重要な課題になってるわけですが、そういう課題においていわゆる「排外主義」的なムーブメントが起きてきたときに、どういう対処をすればいいのか?という話。