単純に言えば、「例えば移民問題に対処を求める国民の声」自体には真摯に耳を傾けつつ、それを「理想主義が崩壊しない着地」に持っていくような「受けて立つ」姿勢が必要なのだ、という方向性を揺るぎなく共有していくことなんですよね。

それは、「今の携帯電話会社が、SNSで”繋がりにくい”という声が出たところに即応してアンテナを整備する」ように、「外国人との共生問題とそこからくる排外主義的主張」が出てきたら、それに対して「お説教」するのではなく、「どうやってニューカマーにゴミ出しのルールを守ってもらうかというレベルの具体的な算段」を積んでいくことによってのみ、「理想」を守ることができるのだ・・・・という部分を「揺るぎない合意点にしていく」ということです。

それは、例えば一個前の日本の医療制度改革問題についての記事でも共通して同じメッセージになっています。

また、そういう「対処の方向性」のイメージとしてはこないだアップされたPIVOTの動画の後編がすごく面白く編集してくれてるので、動画の方が馴染む方はぜひ以下をご覧ください。

上記動画でも紹介されてる私の「渾身の新刊」もぜひどうぞ。

『論破という病 「分断の時代」の日本人の使命』

つづきはnoteにて(倉本圭造のひとりごとマガジン)。

編集部より:この記事は経営コンサルタント・経済思想家の倉本圭造氏のnote 2025年2月28日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は倉本圭造氏のnoteをご覧ください。