・人類社会全体における「欧米(特に欧)」のシェアが下がってくることによって、”当然の結果”として価値観が相対化してきて、「単一の正しさ」を押し付けることはできなくなった流れによる混乱
これ↑はもう不可避なものと認めてしまった上で、
その状況下でも、欧米由来で人類に普及してきた自由・民主主義・人権といった理想が根こそぎ吹き飛んでしまうような事にならないためには何が必要なのか?
これ↑を考える必要が出てきている時代なのだということです(そしてそこで大きな役割を果たすべきなのが日本なのだという話に続きます)。
3. 「バンス演説」が問いかけるもの
そういう状況の中で、アメリカ副大統領のバンスが、ドイツのミュンヘンで行われた安全保障会議で行った演説が、妙に示唆的だったんですよね。
結構伝統的な左派メディアとか、主だった欧州人政治家たちからは「総スカン」って感じだったんですがw、ただ実際に実物を全部見ると結構印象が変わる部分もあるな、と個人的に思うところがありました。
例えば、
「グレタ・トゥーンベリにあーだこーだ言われたけどアメリカ政治は崩壊しなかったんで、イーロン・マスクがちょっと口出ししたぐらいで欧州の民主主義は壊れないし、壊れると思ってるとしたらそれは真の民主主義ではない」
…みたいな部分がSNSではよく話題になってて、左の人はマジ激怒、右の人は大歓喜・・・みたいな感じでしたが、ただこれ実際の動画を見るとバンス的にはウケると思って言った「軽いジョーク」だったけど思いっきりスベってしまって会場がシーン・・・ってなっちゃった部分って感じでした。
日本語字幕つけてくれてる動画があったんで、ご興味があれば見てみていただければと思いますが・・・
動画で20分も見てられん、という人は、山形浩生氏が日本語訳とサマリーを作ってくれてるのでこちらをどうぞ。
で!
この演説について、そもそもコレって「安全保障会議」でウクライナ戦争について対処を相談する場所なんで、「そこでこの話?」っていう部分は結構そもそも大問題ではあるんですよね(笑)