…ということになっちゃう。
これはほんと良くない。マジで良くない。
なんで良くないかというと、「日常レベルの利便性を少し諦めてもらう」のはだいたい軽症者の例である一方で、高額医療費制度の対象者っていうのは本当に「命に関わる」病気なわけで、本当にココが崩れると「貧乏人は死ね」という世界になっちゃうんですよ。
若いころからかかる可能性があり継続的な治療が必要になる乳がん患者とか、あと出産の時の帝王切開の例とかも高額医療費制度がカバーしているらしく、むしろ「働き盛りの世代」で「ちょっとした大病しちゃう」みたいな例で直撃的に効いてしまうダメージになる(高齢者の場合は元々負担額が少なく所得制限の条件もあってダメージはかなり少ない)。
で、「現役世代で珍しい大病しちゃう例」とかって件数は本当に少ないので、そういう人たちに「死ね」という制度に改悪したからといってコスト削減効果はかなり小さいわけですよね。
そういう件について、今x(Twitter)には色んな医療関係者の憤怒の声が溢れています。
例としてはこんな感じですね↓
だんだん腹立たしくなってきた!!首相が槍玉に上げたキムリアはね、一回で3200万するけどね、CAR-Tって言う最新の超画期的治療法で、25歳未満の、稀な白血病患者さんに使ってるんだよ。年間100件未満しか使われてないよ。25歳未満のこれから将来がある若者だぞ?それを助けなくてどうする!!
— Reina Tonegawa-Kuji MD, Ph.D, FACC (@ReinaTonegawa) February 22, 2025
とにかく、「こっちに進む」のはなんとか食い止めようという観点自体は、多くの医療関係者、左派政党、そして結構維新とか国民みたいな「改革派」の人ですらもだいたい共通に思ってることなので、ここでとりあえず真剣に騒いでおくことが必要です。
今回の改悪だけの話じゃなくて、ここでキチンと政治的に反対しておいて「こっちに進むのは政治的コストが高そう」と思ってもらってないと、昨今の