今回の研究では、同じ条件である人々を集めて比較がなされており、トレードオフが検知できるほど環境要因の排除が実現しました。
人間において拮抗的多面発現仮説(生殖能力と寿命のトレードオフ)が明確に実証されたのは今回の研究がはじめてと言えるでしょう。
研究者たちは今後、アフリカ系やアジア系の人々にも同じ現象(生殖能力と寿命のトレードオフ)が起きているかを調べていくと述べています。
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参考文献
Genetic mutations that promote reproduction tend to shorten human lifespan, study shows
https://news.umich.edu/genetic-mutations-that-promote-reproduction-tend-to-shorten-human-lifespan-study-shows/
元論文
Evidence for the role of selection for reproductively advantageous alleles in human aging
https://doi.org/10.1126/sciadv.adh4990
ライター
川勝康弘: ナゾロジー副編集長。 大学で研究生活を送ること10年と少し。 小説家としての活動履歴あり。 専門は生物学ですが、量子力学・社会学・医学・薬学なども担当します。 日々の記事作成は可能な限り、一次資料たる論文を元にするよう心がけています。 夢は最新科学をまとめて小学生用に本にすること。
編集者
ナゾロジー 編集部