さらに、フィクションだからこそ得られる「一方的な安全地帯」の存在も見逃せません。

現実の恋愛とは異なり、相手と直接やり取りする必要がないため、女性は不良のキャラクター像を自由に空想し、理想化する余地があります。

そこで「私しか知らない彼の弱さ」という支配的な感覚を得たり、視聴後に妄想を膨らませることで、どこか優位に立った気分を味わえるのです。

もし今、不良に恋をしているのならば、自分自身を見つめ直す良い機会かもしれません。

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元論文

The attraction of evil. An investigation of factors explaining women’s romantic parasocial relationships with bad guys in movies and series
https://doi.org/10.3389/fpsyg.2024.1501809

ライター

川勝康弘: ナゾロジー副編集長。 大学で研究生活を送ること10年と少し。 小説家としての活動履歴あり。 専門は生物学ですが、量子力学・社会学・医学・薬学なども担当します。 日々の記事作成は可能な限り、一次資料たる論文を元にするよう心がけています。 夢は最新科学をまとめて小学生用に本にすること。

編集者

ナゾロジー 編集部