8. トミノの地獄
「トミノの地獄」は日本の詩人、西条八十が1919年に発表した詩集 『佐金』に収録されている詩である。
許されない罪を犯した少年・トミノが罰として地獄に落ち、その地獄の模様が描かれた詩であるとされている。
しかし民俗学者で翻訳者のタラ・A・デブリンによると、西洋の読者はいくつかの重要な文脈の手がかりと文化的参照を見逃しており、「トミノの地獄」は、戦死した可能性のある戦場の若者の寓話である可能性が高いという。
「トミノの地獄」は寺山修司が監督した1974年の日本映画『田園に死す』に大きな影響を及ぼしているとされ、寺山修司の47歳での死は「トミノの地獄」のせいであるという言い伝えもあるという。
また、この詩を読んだ後に亡くなったと思われる大学生についての噂も広まり、作家で映画評論家の四方田犬彦が「たまたま(詩を)大声で読んだら、逃げられない恐ろしい運命に苦しんだ」とかつて言及している。こうしたことから「トミノの地獄」には決して音読してはいけないという“都市伝説”が着せられているようだ。
提供元・TOCANA
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