江戸川区をホームタウンに定め、スピアーズえどりくフィールド(江戸川区臨海球技場)をホームグラウンドとしている。Jリーグへの参入を目指すと同時に地域密着を方針とし、セカンドチーム、U-18、U-15、サッカースクールなど各年代のカテゴリーを展開している。
クラブ名にちなみ、毎月23日に選手・スタッフ総出で、地域住民とともに江戸川区で地域清掃活動「23クリーンプロジェクト」を行い、地域に根差した取り組みを行っている。
2016シーズンには羽中田昌監督の下、関東リーグ1部で優勝したものの、地域CL(全国地域サッカーチャンピオンズリーグ)で敗退し、惜しくもJFL昇格を逃した。その後、2021年には「Jリーグ百年構想クラブ」に認定されたものの優勝に届くことなく、昨2024シーズンも2位に終わった。
しかしながら他のクラブに先駆け、あくまでも東京23区にこだわり、ゆくゆくは「世界に通用するクラブになる」ことを目標に掲げている同クラブ。その経営姿勢は、東京23区内で活動するクラブの道標となっている。
エリース豊島FC(関東リーグ1部)
エリース豊島FCは、1970年、立教高校(現立教新座高校)サッカー部OBを中心に創立された。チーム発足時期の星座である牡羊座(aries)に因んで命名されたという。昨2024シーズンまで「エリース東京FC」という名称だったが、2024年12月に豊島区と「豊島区ホームタウン連携協定」を締結したことで、今季からクラブ名も改めた。
1995シーズンに関東リーグに初昇格。その後、関東2部、東京都1部への降格も経験したが、関東1部に復帰した昨2024シーズンは7位という成績を残し、残留に成功。今年クラブ創設55周年の節目を迎え、創設年だけで言えばこれら各クラブの中で最も古い。
ジュニアユースチームを持つ一方、セカンドチームの「エリースラムズ」、エリースFCを引退したOBによる30代中心の「エリース東京クラシック」、40代から50代中心の「エリースゴールドカード」といったシニア年代のクラブが充実している点がこのクラブの特長でもある。