当時、WWEはライバル団体のWCWにテレビのメイン番組を裏番組にぶつけられる「マンデー・ナイト・ウォーズ」を仕掛けられており、WCWはCNNの設立者テッド・ターナーの巨大な資金力で有名選手をかき集め、視聴率競争で優位に立っていたんですね。
特にWCWはその資金力でWWEの有名選手をどんどん引き抜いてしまったりして、それでWWEは苦境に立たされていたわけです。
そこで、WWEオーナーのビンス・マクマホン・ジュニア氏は「自分自身が最大の悪役」になるという作戦に出ます(育てたタレントを引き抜かれるぐらいなら、自分自身がストーリー上の重要人物になれば引き抜かれようがないのでw)。
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ビンス・マクマホン・ジュニアウィキペディアより
で、このビンス・マクマホン・ジュニアが、「金持ちで傲慢で傍若無人なオーナー社長」を演じ、それに対抗するスターとして、スティーブ・オースチン(通称ストーン・コールド)という「南部から来た荒くれ男」的な「労働者階級的ヒーロー」をぶつけるというストーリーが大当たりするんですね。
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ストーンコールド・スティーブ・オースチンウィキペディアより
その時代までのプロレスは「ヒール(悪役)vsベビーフェイス(善玉)」という定番があったのが、この頃から「悪役vs悪役」構造が新機軸になっていきます。
再びChatGPTくんに聞きますと、
(1) ストーン・コールド・スティーブ・オースチンのキャラ 反権力・反抗的なアウトロー ルールを守らず、反則行為や暴力を厭わない ファンに愛されるが、決して従来の「正義のヒーロー」ではない
(2) ビンス・マクマホンのキャラ 会社の社長として、「俺がビジネスのトップだ」と主張 従業員(レスラー)を抑圧し、自分の思い通りにコントロールしようとする ファンに嫌われるが、単なる悪役ではなく「現実的な権力者」としての魅力もある
この二人の対立は、「正義 vs 悪」ではなく、「反抗する悪(オースチン) vs 権力者の悪(マクマホン)」 という形で展開された。