なんにせよ、そういう「変化」が深い部分で起きているので、例えば「性加害に対する言説」みたいなものが、徐々に「違う形の受容のされかた」をしているように思います。
元SMAP中居さん関連の話、堀江貴文さんとかNHK党のタチバナさんとか、田端信太郎さんとかが、「フジテレビ叩き」の方で「これはありえんでしょう!」みたいなことを言っていて、既に「男vs女」ではなくなっているという感じなのが面白かったです。
あと、NHK紅白で『地獄でなぜ悪い』っていう楽曲を星野源さんが歌えなかったのは(これすごい名曲だしご本人にとっても本当に大病で死にかけた経験からの重要な意味を持っていただろう歌なんで、変更させたのはちょっとかわいそうでしたが)・・・
これは園子温っていう映画監督の性加害に関連する話なんですが、園子温は「ガチ左派」で、「左派運動家に仲間が多い」感じだったので、「左派の性加害には甘いんじゃないの?」みたいな状況がこないだまでは続いていた印象だったんですが、「ダメなものはダメですよね」という感じになってきている。
基本的に「声をあげてる女性」が「叩かれる情勢」になるのは、そういうムーブメントがある種の「現実社会の運営に責任感のないアナキズム志向」みたいなものと一体化して、適切な社会の運営が滞るのでは?っていう恐怖心が生まれるからなんですよね。
なので、「教条的な右も、教条的な左もどっちもダメですよね」という構造が盤石に成立するようになってくれば、徐々に「声を上げる女性」を抑圧する必要自体が減少してくるというのが適切な着地としてあるはずです。
さっきも貼ったこの記事で書きましたが、
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