そういう感じで、ただ「欧米目線で日本は遅れているよねえ!」と一般論を投げつけて「左翼の内輪」でだけ褒めあってるのではなくて、「日本社会という非欧米のローカル社会の実情」とキチンと向き合った上で、その上で何かを変えていこうとする粘り強い意志が、「ちゃんと出世した女性」の中から出てくる流れにちゃんと”応えていく”ことで、幸薄い「男vs女」で喧嘩する意味の根っこの部分から消滅させていきましょう。
それが、選挙のたびに「ガチの男女対立」が表面化して、余計に反動的な政策が通ってしまったりしている、欧米や韓国などとは違う「日本型」の決着の仕方ということですね。
そういう「新しい中道」がガッチリと共有できるようになっていけば、家事の負担がどうこうとか、「ファミレスでたまたま見かけた子連れカップルで母親の方ばかり子どもの世話してた!」みたいなSNS論争も、「まあなんか事情あったかもしれないけど、ちゃんと二人で子育てしないとだよね」というような決着は「普通に保守派の男側からも賛同を得て決着する」ようになっていくでしょう。
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というわけで、めちゃくちゃ「混乱」しまくってるけど、10年前からずっと言ってきたような「日本が進むべき方向」が徐々に形になってきているとは言えるのではないか?と個人的には思っています。
その他、2024年の人気記事は以下のようなものがありました。
どっちもすごいアクセス数があったんですが、「どんなローカル課題にも紋切り型の20世紀左翼で思考停止に批判する」のではなく「クリエイティブな解決策の持ち寄り」にこそエネルギーを注げる社会にしていかねば、という風潮が高まっているのを感じて、そこは大変心強く思っています。
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「最低な再開発」とSNSで名高い大阪梅田の住友タワマンの事例から、「日本で今後あるべき再開発」について考える|倉本圭造
以下記事に書いたように、
東京の明治神宮外苑再開発問題について書いた記事がめちゃバズってTBSの討論番組にも呼ばれたりしたので、日本各地の「再開発」について「アレはどう思う?」ってX(ツイッター)って知らない人に聞かれることが増えたんですよね。 なかでも、「大阪市立大阪北小学校跡地」に住友不動産が建てたタワーマン...
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(右翼さん以外のための)『川口市のクルド人問題』まとめ|倉本圭造
(お知らせ) この記事が要約版xポスト(Twitter)で290万ビューになるほど読まれて、川口市議と市民の皆さんの集まりに参加してお話を聞いてきました。その続編は以下リンクからどうぞ
・ 埼玉県蕨市と川口市周辺に集住しているクルド人と現地住民との間の軋轢はSNSでも度々話題になっていますが、先日蕨駅前の外国人排...