■静寂を求めて

 ジョージアの僧侶マキシム・カヴタラジェは、ジョージアにある高さ40メートルの自然の岩柱の頂上で20年以上暮らしていた。ここは「カツヒの柱」として知られる古代の庵があった場所だ。

 彼のために小さな小屋が建てられる前、マキシムは壊れた大型冷蔵庫の中で寝ていた。彼はただ静寂を求めていたのだ。

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(画像=画像は「Daily Star」より,『TOCANA』より 引用)

 地元の人たちが恵んでくれた食料と生活物資をロープで引き上げて消費し、祈りを捧げたり本を読んだりしながら過ごし一貫して「静寂が必要だ」と彼は言い続けた。

 しかし自身の高齢と見物にやって来る観光客の多さから、2015年に地元の修道院に戻ることになった。