ただし、ここ直近5年ぐらい「つるべ落とし」のようにメチャクチャ部数減少しているわりには、朝日新聞の決算とかはこんな感じ↓なんですよね。

「下げ止まり!」という言葉の具現化のような朝日新聞社決算↓

日経マーケット情報

新聞社の決算発表ってメチャクチャ不親切というか(他者は批判しまくるくせに自分の透明性はめちゃ低いっていういつものパターンw)、読売とか決算公告すらしてないぐらいで、朝日新聞が一番透明性高い感じなんですが、それでも上記売上のセグメント情報とかも開示されてないのでなんで「下げ止まって」いるのか精確にはわかりませんが・・・

ただ部数減は明らかに続いてると思うので、他の不動産業を真剣にやるとか、あと案外系列テレビ局とかとの会計上の処理をチョロっとイジってる可能性もありますね。

産経新聞などは明らかにフジテレビに”おんぶに抱っこ”で成立しているのは有名な話ですが、直近の産経の決算書を読んでみても、

2024年3月期に大幅に売上減少して大きなリストラ費用で経常利益が大幅赤字になったかと思えば・・・

2024年9月の中間決算では、なぜか売上が何の説明もなく半期で12.7億円も増えてギリギリ営業黒字に着地(笑)していて・・・

大幅な部数減が下げ止まったという話も聞かないのに「ちょうど”ちょい黒字”になるぐらいの謎の大幅売上増」があるのは、グループ会社から何らかの融通があったという可能性は高いように思いました。

何にせよ、テレビ局が千億円以上の売上でIR資料も「億円」単位で書かれている部分が多いのに対して、新聞社は「数億円」とか「数千万円」で黒字になったり赤字になったりする世界なので、なんとなーく共同でナニカしてる事にして補填すれば誤魔化し誤魔化し成立させられる構造があるように思います。

以下の本、フジ・メディア・ホールディングスの歴史について「メチャクチャ面白い、面白すぎる」本で、近いうちにnoteで紹介しようと思っていますが、この本には、既に30年以上前からずっと「フジテレビが産経新聞をあの手この手で財務的に支えている」様子がかなり詳細に書かれています。