また、「下げ止まって」いるのは出版も同じで、

出版科学研究所

こんな感じで、電子書籍がすごい伸びることで出版全体の市場規模は「横ばい」で、長い目でみると「下げ止まり感」がすごくあります。

上記のグラフには出てないはずですが、最近は電子書籍の多くを占める漫画の海外販売分もすごい勢いで増えているはずですから、想像以上に「出版全体」で見ると安泰と言っていいように思えますね。

ここまでをまとめると、日本のオールドメディアは純粋な発行部数とかの売上でいえば、

新聞>>>>>>>出版>テレビ

の順番で「ヤバい」ように見えるけれども、

・最近の出版は「横ばい」ぐらいではある ・最近のテレビ局は放送収入だけで見ても「微増」ぐらいではある ・新聞は単体ではヤバいがグループで助け合ったり不動産でなんとか凌げる可能性は高い

というわけで、「個社」レベルではヤバいところもあるだろうが全体としては「かなりしぶとい」可能性が高い。

今後、日本人の人口が大きく減った分は「海外からのアニメ関連収入」とかが補填していく流れも既に見えている感じなので、まさに「たゆたえど沈まず」という感じの「強くもないが死にもしない」感じがあります。

このセクターが「良識担保機能」を維持したまま、新しい時代への対応能力を得ていけるようになれば、日本社会は欧米のような分断の深刻化を避けながら必要なアクションを起こしていけるようになるのではないでしょうか。

ちなみに、この「ものすごく伸びてもいないが滅亡する感じでもなく細かく見れば売上が年々微増し続けてはいる」というのは、「ジャパニーズトラディショナルカンパニー」の決算見てるとある種「結構ある一つのパターン」だなという印象はありました(笑)

5. なぜ今、フジテレビ問題が紛糾しているのか?

今、フジテレビ&中居くん問題・・・みたいなのが紛糾してますけど、面白いのはコレをガンガン批判してるのはかなり「保守派」寄りの人も含まれてるところだなと感じてます。