課題となるであろう守備陣の新戦力ではサイドにDF岡庭愁人やDF亀川諒史を加え、得点源になり得る選手としてはFW古川大悟やFW有田稜といった選手を獲得。また、中盤で技術を見せられるMF成岡輝瑠が戻ってきたこともプラス要素として見られるだろう。
しかし、昨季の飛躍を成し遂げたメンバーの大半を失ったことによる懸念は拭いきれない。期待の新加入選手も多いが、チームへのフィット感など不確定要素も多いチームとなったことから戦力ダウンが心配なクラブ5位とした。
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4位:大分トリニータ
主なOUT選手
- DF安藤智哉(アビスパ福岡へ完全移籍)
- MF弓場将輝(清水エスパルスへ完全移籍)
- MF保田堅心(KRCゲンクへ期限付き移籍)
- FW長沢駿(京都サンガへ完全移籍)
- FW渡邉新太(水戸ホーリーホックへ完全移籍)
主なIN選手
- DF戸根一誓(鹿児島ユナイテッドより完全移籍)
- MF清武弘嗣(セレッソ大阪より完全移籍)
- MF天笠泰輝(ザスパ群馬より完全移籍)
- FW有馬幸太郎(いわきFCより完全移籍)
昨季は3年ぶりに片野坂知宏氏が監督に復帰し、J1昇格に向けてスタートを切った大分トリニータ。しかし、序盤戦から勝ち点が伸び悩み5月以降の9戦未勝利などで順位を落として残留争いにも巻き込まれる難しいシーズンとなった。
失意のシーズンからの巻き返しを図るべく、リーグ戦終了後はすぐさま今季に向けて補強の発表がなされた。まずは、昨季いわきFCで38試合すべてに出場し10ゴールを挙げたFW有馬幸太郎の加入が発表されると、次いでセレッソ大阪より日本代表としても経験豊富なMF清武弘嗣の16年ぶりとなる大分帰還が発表された。その後もJ3降格となったクラブからDF戸根一誓にMF天笠泰輝と、それぞれクラブの中心を担っていた選手たちを獲得している。