写真:Getty Images

2月15日に開幕を迎える2025明治安田J2リーグ。昨季の順位によりJ1から降格となったジュビロ磐田、北海道コンサドーレ札幌、サガン鳥栖に加え、J3からRB大宮アルディージャがJ2復帰となったことでJ1経験のあるクラブが半数以上となり、どのクラブにとっても過酷なリーグ戦となることが予想される。

そんな厳しいシーズンに向け、各クラブの補強が注目された今冬。特に昨季惜しくも昇格を逃した上位勢を中心に、積極的な戦力アップを図る動きが見られた。その一方で、昨季チームとしての飛躍や選手個人への評価、あるいはチームが降格となった影響などもあって主力選手が複数他クラブへ移籍してしまったクラブも少なくない。ここでは、そんな今冬の移籍によって戦力ダウンが心配されるクラブを6つランキング形式で紹介していく。


大森理生(FC東京所属時)写真:Getty Images

6位:いわきFC

主なOUT選手

  • GK立川小太郎(FC今治へ完全移籍)
  • DF大森理生(FC今治へ期限付き移籍)※昨季はFC東京より期限付きで加入
  • MF西川潤(サガン鳥栖へ期限付き移籍)※昨季はセレッソ大阪より期限付きで加入
  • FW有馬幸太郎(大分トリニータへ完全移籍)

主なIN選手

  • DF木吹翔太(サンフレッチェ広島より期限付き移籍)
  • MF石渡ネルソン(セレッソ大阪より期限付き移籍)
  • MF鵜木郁哉(柏レイソルより期限付き移籍)

J2初挑戦となった2023シーズンは18位に終わったいわきFC。昨冬は、J2昇格に大きく貢献したDF家泉怜依やMF宮本英治ら主力の多くを失いながらも、いざシーズンが始まると終盤までJ1昇格プレーオフ圏争いを演じる健闘ぶりを見せ、確かな手応えを得て9位でシーズンを終えた。そして、リーグ戦終了後には昨季のチームトップスコアラーでありリーグ全体でも2位タイとなる18ゴールをマークしたFW谷村海那の契約更新が発表され、昨冬のような戦力流出は起こらないと期待したファンやサポーターも多くいたことだろう。