では実際に「負担と給付の偏りと、年代はの関係はどのようになっているか?」考えましょう。
社会保障の受益の年代別バランスを示したグラフを紹介します。
負担は現役世代にのしかかり、湯水のように高齢者の生命維持に注がれている実態がわかります。
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このように、想像通りでしょうが 現役世代が稼いだお金は 現役世代の社会保障として使われているわけではなく、ほとんどが年金で遊んでいる高齢者に注がれていることを知っておきましょう。
Murasaki
この歪な需給バランスは、今後の社会保障改革を考える上で基本になるだろう。
総額134.3兆円という天文学的な金額が、ほとんど高齢者に注がれている実態が見えたきたと思います。
では、134.3兆円に上る社会保険料給付金はいったいどこから出ているのでしょうか。
2024年に厚生労働省が発表した、社会保障の負担と給付についてのデータを紹介します。2024年の社会保障給付金の金額は137.3兆円で そのうち59.5%が主に労働者の支払った社会保険料、40.5%が国や地方の税金であることがわかりました。
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これは一体何を意味するのか。
労働者は社会保険料を取られていますが、それだけでは到底足りないので 税金からも支援しているが、その税金も元を辿れば労働者が払ったものということです。
これだけの凄まじい金額が、ほとんど労働者の働いて稼いだお金に依存していることを知っておくべきでしょう。
Murasaki
徹底的に労働者から搾り取って、その金を湯水のように社会保障に注いでいることを知っておいてほしい。
クソニートくん
やはり、働いたら負けなのか…
クソニートが「働いたら負け」と言っていますが、今の仕組みは明らかに「働いたら負け」である方向にインセンティブがあるようになっています。
そして、その勢いは止まらないでしょう。なぜなら社会保険料の負担は今後もますます増加していくことが予想されるからです。
2018年 厚生労働省@社会保障の給付と負担の現状」からデータを紹介します。社会保険料給付金の金額は今後もますます増え、2040年には187.3兆円にのぼると推定されました。