また、スピードを活かした守備リカバリーも得意とし、ポジショニングの向上によりタックルやインターセプトの精度も高まっている。攻撃的な左SBでありながら、守備面の安定感も兼ね備えたバランスの取れた選手と評価されている。

カナダ代表の中心選手としては、2022年のFIFAワールドカップ(W杯)カタール大会で同代表史上初のゴールを記録。その後も代表チームを牽引する存在として期待されている。

バイエルンとの契約が2025年6月末までの中、レアル・マドリードやマンチェスター・ユナイテッド、リバプールなど欧州のトップクラブが獲得を狙っていたが、2月4日、デイビスはバイエルンとの契約をさらに5年間延長し、2030年までの契約にサインした。


フェデリコ・ディマルコ 写真:Getty Images

フェデリコ・ディマルコ(インテル)

イタリア代表DFフェデリコ・ディマルコは、1997年生まれ、イタリア出身で、現在はセリエAのインテルに所属している。主に左SBや左ウイングバックとしてプレーし、正確なクロスとセットプレーの精度の高さが武器の選手だ。

7歳でインテルの下部組織に入団し、2014年にトップチームデビュー。その後、アスコリ(セリエC)やエンポリ、スイスのシオンなどへのレンタル移籍し経験を積んだ。2020/21シーズンにはエラス・べローナにレンタル移籍し、リーグ戦35試合で5ゴール5アシストを記録し一気に頭角を現す。その成績が評価され、翌2021/22シーズンにインテルへ復帰以降は、左サイドのレギュラーとして定着した。

ディマルコの最大の特徴は、左足から繰り出される高精度のクロスや強烈なシュート。ウイングバックとして攻撃的なポジションを取ることが多く、積極的なオーバーラップでチャンスを演出する。特にセットプレーではキッカーを務めることも多く、フリーキックやコーナーキックから直接ゴールを狙う場面も見られる。一方で、守備の意識も高く、対人守備やポジショニングの面でも成長を続けている。