2024年夏にアーセナルへ移籍すると、プレミアリーグでは主に左SBとして起用されている。2024/25シーズンのリーグ戦24節までに13試合に出場し、2得点1アシストを記録。後方からのビルドアップやボールを持ち運ぶ能力を活かし、攻撃の起点となるプレーが光っている。
また、イタリア代表にも選出され、UEFA欧州選手権(ユーロ2024)ではグループステージ全3試合にフル出場し、チームのベスト16進出に貢献した。代表では主にCBとして起用されている。
アーセナルおよびイタリア代表での活躍が続けば、さらなる評価を高めることは間違いない。今後の成長に注目が集まる選手の1人である。
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アルフォンソ・デイビス(バイエルン・ミュンヘン)
2000年生まれのカナダ代表DFアルフォンソ・デイビスは、現在ブンデスリーガの強豪バイエルン・ミュンヘンに所属している。主に左SBとしてプレーし、その驚異的なスピードと攻撃力で世界最高クラスと評価されている。
2016年にメジャーリーグサッカー(MLS)のバンクーバー・ホワイトキャップスでプロキャリアをスタートし、2019年1月にバイエルンへ移籍。加入当初は適応に苦しんだものの、翌2019/20シーズンには左SBとして定着し、2020年にはUEFAチャンピオンズリーグ(CL)優勝を果たすなど、クラブの成功に大きく貢献した。バイエルンでは通算220試合に出場し、12ゴール34アシストを記録している(2025年2月3日現在)。
デイビスの最大の武器は、最高時速36.51kmを記録した圧倒的なスピード。これにより攻守両面で優位性を持ち、相手ディフェンダーを置き去りにする推進力を誇る。元々ウインガーとしてプレーしていた経験から、ドリブル突破やオーバーラップの精度が高く、バイエルンとカナダ代表の左サイドに不可欠な存在となっている。