さて、以下は山形大学天羽研究室が保存・公開している、オープンレター署名者の一覧だが、実に多くの歴史学者、ないし歴史の研究者(社会学で現代史を研究する、とか)の名前がある。私自身がむかし歴史学者だったので、個人的に面識のある人も結構いる。
そうした学者に対して私たちは「先生はオープンレターに名前がありますが、署名する際に史料批判はされたのですか?」と、尋ねてゆかねばならない。もちろん攻 撃的である必要はなく、ましてキャンセルなどは論外である。マナーを守り、礼を失しないように質問すればよい。
もし ①「史料批判をせずに署名した」のなら、その人は歴史研究者としてのモラルを守っていない。当然に反省を求めるべきだし、行いを改めないなら学者失格だ。
逆に ②「史料批判をした上で署名した」のであれば、その人はオープンレターの隠された狙いだったTRA(Trans Rights Activists)の示威行動に、それとわかって同意・協力・後援したことを意味する。だって、歴史研究のプロが史料批判に基づき、肩書つきで名前を貸したのですから。
その人の勤める職場にも、女子トイレはあるだろう。職場が大学であれば、女子スポーツのサークルや、女性用の更衣室・シャワールーム、場合によっては女子寮などの施設もあるはずである。賛否はあるが近年は「女性教員」に限る形で、研究者を公募する例もある。