また逆に、日本代表MF守田英正は、現在所属するスポルティングCP(ポルトガル)からのステップアップを目指し、元日本代表MF本田圭佑の実兄である本田弘幸氏が代表を務める「HEROE」から、今年「CAA Base」に代理人を変更した。

日本代表選手が代理人に頭を下げて、欧州に「移籍させてもらう」時代は終わりを告げ、今や、中途半端な仕事ぶりであれば代理人を切ることにためらいもなくなった。冒頭の岡崎の移籍劇から10年余り。その立場は逆転し、隔世の感すらある。

代理人選びの際にも、各々の得意・不得意分野を見極め、自分のストロングポイントと希望するリーグやチームスタイルを精査し、自らマッチングする能力も求められる時代になったと言えよう。