DF橋岡大樹(現ルートン)は、2021年1月にJ1の浦和レッズからシント=トロイデン(STVV)へ期限付き移籍を果たした。STVVには複数の日本人選手が在籍していたことから、橋岡が欧州での挑戦をスタートさせるにはいい環境だったかもしれない。

2020/21シーズンは、シーズン途中での加入ということもあってか、ベンチ外が4試合続いたが、その後は持ち前のフィジカルの強さと運動量を生かし、シーズン後半から徐々に右サイドバックのレギュラーとして定着。翌2021/22シーズンには、リーグ戦30試合に出場し、守備だけでなく4アシストを記録し、攻撃面でも貢献。

2022年には完全移籍が決まり、ベルギーリーグでも安定したプレーを披露。特に、ベルギーリーグによくみられる堅守速攻のスタイルにフィットし、欧州のフィジカルコンタクトの激しさにも馴染んだ。

2022/23シーズンには、チームのディフェンスラインを支える存在にまで成長し、リーグ戦32試合に出場し、4アシストを記録。2023/24シーズンもチームに欠かせない存在として18試合に出場していたが、2024年1月の冬の移籍市場で、当時プレミアリーグで戦っていたルートン・タウン(イングランド2部)への移籍が決定した。しかし、加入初年度にプレミアリーグから降格し、現在は2部の舞台で経験を積んでいる。

渡辺剛 写真:Getty Images

5位:渡辺剛(コルトレイク/ヘント)

在籍年:2022-2023(コルトレイク)、2023-(ヘント)
通算出場試合数:89(8010分)

ヘントに所属するDF渡辺剛は、2021年12月にJ1のFC東京から2021/22シーズン途中にコルトレイクへ完全移籍を果たした。ベルギーは初の海外挑戦であり、移籍当初は異なるリーグでのプレースタイルやフィジカル面での適応が求められ、14節中スタメンは7試合、ベンチ外は5試合となっていた。