こうした背景もあってか、民主党政権では高校無償化を通じてなんとしても朝鮮総連に公金投入をして支援しようとしていました。
そこで民主党政権が考えたのが有識者会議をでっちあげる事でした。文部科学省が有識者会議を作り、会議を行い、「朝鮮総連にも高校無償化を適用するのが当然だ」という結論を得たということを川端達夫文科大臣(当時)が発表しました。
ところがこの有識者会議。メンバー非公開、議事録非公開、会議開催日時非公開。実態が全くなく開かれた形跡が全くない会議でした。
「有識者会議で結論得たから政府としてはこれを尊重する」ということにしてなし崩し的に国会も通さずに高校無償化を通じて朝鮮総連に公金を流そうとした形です。
しかしながらこんなものが通用するはずもなく、野党に追及されて大臣がしどろもどろになり、言い訳も続けられなくなり頓挫しました。
また、鳩山内閣の時に発生した民主党口蹄疫災害、別名赤松口蹄疫災害で、民主党はきちんとした対応を行わず、また対応方法まで自民に教えられてもこれを無視して口蹄疫災害を最悪のパンデミックへと持っていきました。
菅直人内閣では口蹄疫災害に対して山田正彦農水大臣が有識者会議を設置。議事録すらない有識者会議の結論は「悪いのは宮崎県」というものでした。
民主党政権ではそんな感じで結論ありきの悪用目的の有識者会議が次々設置されました。
後に暇空茜氏がWBPC問題、公金チューチューと指摘した問題の根っこになっている有識者会議も菅直人内閣で設置されています。
その後再び自民党政権になると、今度は河野太郎とかいう人が大臣になる度になぜか再エネ利権拡大のために有識者会議が設置され、必ず孫正義が設立した自然エネルギー財団の理事が参加し、結論を自然エネルギー財団の主張に合わせていくような事をやっていました。
かなーーり脱線しましたね。
審議会を根拠法等一切なしに設置できるようにした事をもろに悪用するようなのが民主党政権あたりから一気に拡大してしまいまして、今では霞ヶ関が最初から自分達が決めている結論のための言論をしてくれる人を集め、「有識者もこう言ってるんだし」というガス抜きをしつつ責任を曖昧にするために有識者会議を悪用するケースが目立つようになったと思います。