2003/04シーズンはケガに悩まされ、出場機会が減少したが、翌2004/05シーズンにはクラブ史上最高順位となる10位達成に貢献。イタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』からクラブの歴代ベストイレブンに選ばれるなど、高い評価を受けた。中村のレッジーナ時代は、中田英寿以外の日本人選手がセリエAで活躍できることを証明し、その可能性を広げた。セリエA通算81試合11ゴールを記録。


柳沢敦 写真:Getty Images

5:柳沢敦(サンプドリア/2003-2004、メッシーナ/2004-2006)

FW柳沢敦(2014年引退)は、2003年7月にサンプドリアに期限付き移籍し、同年8月30日のレッジーナ戦でデビューを果たした。しかし、リーグ戦15試合に出場するも得点を挙げることはできず、クラブは契約延長を見送り、2004年に同じセリエAのメッシーナへ再び期限付き移籍。メッシーナでは2004/05シーズンに22試合、2005/06シーズンに7試合に出場したが、こちらでも得点を記録することはなかった。​セリエAでの通算成績は、FWの選手でありながらも44試合出場で無得点に終わり、イタリアでの挑戦は厳しいものとなった。


小笠原満男 写真:Getty Images

6:小笠原満男(メッシーナ/2006-2007)

MF小笠原満男(2018年引退)は2006年にメッシーナへレンタル移籍した。同年9月にレッジーナ戦で途中出場しセリエAデビューを果たし、第7節のエンポリ戦では待望の初ゴールを記録。しかし、その後は出場機会が減少し、シーズン通して多くの試合でベンチ入りすらできなかった。セリエAでは6試合に出場し1ゴールを記録。出場機会に恵まれず1シーズンで日本に復帰。


大黒将志 写真:Getty Images

7:大黒将志(トリノ/2006-2008)