インテルでは、左サイドバックやウイングバックとしてレギュラーに定着し、2011/12シーズンのコッパ・イタリア優勝に貢献した。しかし、2014/15シーズン以降は度重なる負傷や新戦力の加入により出場機会が減少。それでも、2015/16シーズンには副主将に任命され、チームの精神的支柱としての役割を果たした。セリエA通算186試合に出場し9ゴールを記録。日本人最多出場記録を持つ。


本田圭佑 写真:Getty Images

10:本田圭佑(ミラン/2014-2017)

FW本田圭佑は、2014年1月に名門ミランに加入し、2014/15シーズン序盤には7試合で6得点と活躍した。対策を講じられると得点機会が減少し、次第に出場機会も限られていった。2015/16シーズンには右サイドハーフとして定着し、30試合に出場したが1ゴールのみ。2016/17シーズンは若手の台頭により出場機会が激減した。

本田はセリエAで通算81試合に出場し9ゴールを記録。特にプロフェッショナルな姿勢と戦術的な貢献は評価された一方で、背番号10番に対する期待とのギャップや度重なる監督交代やメディア対応で苦しんだ印象は拭えない。


冨安健洋 写真:Getty Images

11:冨安健洋(ボローニャ/2019-2021)

DF冨安健洋(アーセナル)は、2019年7月にボローニャへ完全移籍した。8月25日のリーグ開幕戦、エラス・ヴェローナ戦で右サイドバックとしてデビューを果たし、その堅実な守備と攻撃参加で高い評価を受けた。シーズンを通じて右サイドバックやセンターバックとして活躍し、2019/20シーズンの第34節ミラン戦では左足のミドルシュートでセリエA初得点を記録した。2020/21シーズンも主力としてプレーし、プレミアリーグのアーセナルへ移籍するまで、セリエAで61試合に出場し3ゴールを記録。守備意識の高いイタリアでその才能が一気に開花した。


吉田麻也 写真:Getty Images

12:吉田麻也(サンプドリア/2020-2022)