実際に、東名自動車道の自動運転の話とか、ゼネコンが導入を模索している「ロボットと人の協業」の技術や、センシング技術を利用した介護の省人化の事例などが紹介されています。
またこの事例の選び方がすごい良い本だったんで、ぜひ詳しい話はこの本を読んでいただければと!
『ほんとうの日本経済 データが示す「これから起こること」』(坂本 貴志)
4. ヤルこと決まっててて協力しあえる機運ができれば…なんだかんだ、「省人化投資がこれからの日本じゃ大事なんです!」ってことになって、一緒になって協力していこうという雰囲気になれば、日本全体が「共通テーマ」を持てる良い効果もあるんじゃないかと思いました。
今はなんか、「この課題」がいかに日本社会にとって致命的な問題なのかを誰もアナウンスしないので、「ええ〜セルフレジやだ〜」とか「延々文句を言い合うことで仲間意識を高めてる」みたいなところがありますけど。
この記事に書いたように、ある程度資産額に余裕のある老人の医療費問題とかについても、ちゃんと老人に「若い人のために協力してください」とまっすぐ言うようなことをしていくべきだと思うんですよね。
それと同時に、「省人化投資」がいかに今後の日本にとっても大事なのか・・・をちゃんと協力しあって、ロボットと一緒に働いてる建設現場の日常!みたいなのがどんどんメディアで紹介されるようになってくる先に、「協力しあって課題を解決していける」機運を高めていければと思いました。
あと、日本社会でよくある過剰サービスみたいなものを、今後どうしていくべきかとか、移民政策にどれほどオープンであるべきかとかについて、問いかけられている本でもあったので、そこも考えさせられましたね。
移民反対の保守派の人は、この「全力の省人化投資の流れ」に必死にコミットして後押ししていただければと思います。
正直、この「省人化技術の進展」がないと、社会のあちこちで機能不全が起きて外国人は増え続けざるを得ない(規制してもブラックマーケット的に入ってくる)みたいになりそうなので。