この小見出しの最後は、もっと単純なところでハイテク大手不正会計の尻尾をつかんだ感のあるDr_Gingerballsです。
生成AIについていまだに大きな幻想を持っていらっしゃる方が多いようです。
でも、実際にはしっかりプログラム言語を使いこなす人材を持っている企業でははるかに簡単にできることをあいまいで複雑な自然言語で指示を出すため、非常に間違いも多くムダに大量の電力を使うシステムになっています。
ですから、実際問題として生成AIを使おうとするのはプログラム言語をマスターした人材のいない中小零細企業や個人が多いはずです。ところが上のグラフでご覧のように、鉦や太鼓で大宣伝をくり広げているにもかかわらず、PC出荷量は低迷続きです。
とくに生成AIに関する宣伝が盛んになった2022年以降は丸2年前年同期比マイナス続きです。ほんとうに画期的な製品が登場すると、実際に使えるかどうか様子見をする人が増えて一時出荷がへこむことはあります。
しかし、丸2年にわたってマイナス続きでその後の反発も非常に低調とあっては、様子見をした消費者が「実用に堪えない」という結論に達したとしか思えないではありませんか。
標準的な金融情報源5アカウントとくに明白にブル(強気派)だとか明白にベア(弱気派)だとかの旗印を掲げずに、ちょっとおもしろいなとか、なんだかふしぎだなというデータをひんぱんに提供してくれるアカウントを5つご紹介します。
まず発想にピーター・べレジンさんと似たところがあるJeff Wenigerさんです。
1990年代半ば、アメリカ人が1ドル稼いでいた頃に日本人は1ドル89セント稼いでいたというのは、さすがにバブルでしょう。でも直近でアメリカ人が1ドル稼ぐとき、日本人は38セントしか稼いでいないというのは、逆に日本の勤労者の評価が低すぎるでしょう。
「なぜ日本人の労働の対価はこんなに低くなってしまったのか」こういう素朴な疑問を抱くところから経済全体を覆う問題に対する解答の糸口が見えてくるはずです。ちなみにジェフ・ウェニガーさんも、ピーター・べレジンさん同様今やウォール街では極少数派となっている日本経済ブルです。