こんにちは。

お問い合わせもいただいておりますので、今日は私がどんな点に注意してデータを捜しているか、ご紹介していきたいと思います。

最近ではとにかく事態の進行が速いので、ゆっくり構想を練った上で、まとまった論文と言えるような文章がブログに掲載されるのを待っていたのでは、急展開する情勢について行けないことも多いので、Xへの投稿で収集できる情報に絞りました。

それでもけっこうな分量になりますが、関心をお持ちの分野のアカウントはピン止めしてしょっちゅうのぞきに行く価値のあるものを揃えたつもりです。

Luke Chan/iStock

金融情報の発信者にも広い視野は不可欠

最初にご紹介するのはFinancelotさんです。ハンドルネームでもご想像いただけるでしょうが、フルアドレスになると金融業界のランスロットと名乗っていらっしゃいます。

ランスロットと言えば、伝説のアーサー王を囲む円卓の騎士たちの中でも、王妃グィネヴィアと恋に落ちて主君を裏切ったり、同輩である円卓の騎士のひとりガウェインの3人の弟たちを斬り殺したりと、とくに武闘派の印象があり、Financelotさんもそういう人なんだろうなと思いこんでいました。

たとえば、次の2段組グラフに出てくるような情報は、たしかにセンセーショナルです。

125年間でたった2度しか起きなかったダウ平均月足の上値抵抗線2ヵ月連続突破が、1度目は1929年の大暴落につながり、今また2度目が進行中というのですから、またしてもダウ平均は9割の大暴落を演ずるかもしれないという気にはさせられます。

ただ、ほかの情報源でも同じような指摘はあり、まあしょせんはチャート読みの世界で「当たるも八卦、外れるも八卦かな」程度に見ていたのです。

ところが、実際にはフィナンスロットさんはひたすら金融市場で斬った張ったをくり広げるだけの人ではありませんでした。同じアカウントで次の表を投稿しているのを見て、私の評価はガラッと変わりました。