2023年にオープンした今治里山スタジアム(現アシックス里山スタジアム)は、収容人数約5,000人にも関わらず平均3,700人もの観衆を集め、今治の地にしっかりと根を下ろした。同スタジアムはJ1基準である、1万5,000席まで増築される計画もあるという。


ギラヴァンツ北九州 サポーター 写真:Getty Images

ギラヴァンツ北九州:増本浩平監督

評価:★★★☆☆/続投可能性:100%

終盤までプレーオフ進出を争ったものの、結果的に7位に終わったギラヴァンツ北九州。2016シーズンJ2最下位でJ3に降格すると、J2とJ3を行ったり来たりの“エレベータークラブ”となってしまった感がある。2023シーズンはJ3最下位となるが、JFL優勝がアマチュアのHonda FCで、2位のブリオベッカ浦安もJ3クラブライセンスを申請していなかったため“命拾い”した形だ。

今2024シーズンから指揮を執る増本浩平監督は、2023年にS級ライセンスを取ったばかりのいわば“新人監督”だ。湘南ベルマーレユース、東京農業大学を経て、JFLのSC鳥取(2007年「ガイナーレ鳥取」に改称)に入団したものの、わずか3年で現役生活にピリオドを打ち指導者に転身。横河武蔵野や松本山雅でコーチ経験を積み、2023シーズンに鳥取の暫定監督として就任時18位だったチームを6位まで引き上げた手腕を買われ、北九州の監督に抜擢された。

昨シーズンは運良くJFL降格を免れたものの、落ちるところまで落ちたチームを浮上させただけではなく、セレッソ大阪のユース育ちながら8度の移籍を繰り返してきた33歳のFW永井龍に背番号10を託し、チーム総得点の3分の1の14ゴールを記録するチームのエースとして再生させた増本監督。

チーム在籍4年目の主将MF井澤春輝を中心に夏場に快進撃を見せたが、終盤の息切れでプレーオフにはあと一歩届かなかった。しかし、増本監督の手腕は称賛に値するもので、まだ2試合を残しての続投発表(11月15日)にも納得だ。


大熊裕司監督 写真:Getty Images

テゲバジャーロ宮崎:大熊裕司監督