■人をのむ「イニャンガニ山」の濃い霧
ジンバブエにある「イニャンガニ山」は、地元の人から“人をのむ山”として知られ、世界的にはバミューダ・トライアングルと並ぶミステリースポットとして有名だ。この地域は何年にもわたって失踪事件の舞台となっており、1981年には旧政府関係者ティチャンデピ・マサヤの2人の娘たちが姿を消した。また、その5年後には観光客であるロバート・アックハーストという8歳の少年が消失してそれっきり見つかっていない。さらに、その2週間前には31歳の女性アジア人ツーリストが消息を絶っていた。これらイニャンガニ山付近の失踪事件に共通しているのが、“濃い霧”の存在。一説によると、この霧は霊界と結びついており、霧の中から出てきた得体の知れない生物が、山に近づくものを連れ去ったと考えられている。