■「カサ・グランデ・マウンテン」の黒い霧
米国アリゾナ州のカサ・グランデ・マウンテン付近では、奇妙な“黒い霧”が多く目撃されている。この霧に包まれると不安な気持ちにさいなまれ、気づいた時にはカサ・グランデ・マウンテンから離れた場所に行きつくことがあるのだという。カサ・グランデ一帯は、もともとネイティブ・アメリカンのホホカム族の故郷であったが、彼らは紀元前1100年ごろに消滅。一説には“黒い霧”は部族消滅と何らかの関係があるといわれている。また、研究者の中には“黒い霧”の正体がホホカム族の幽霊だと主張する人もおり、彼らが霧になって付近一帯にある遺跡を保護しているとの言い伝えもあるようだ。