買収を仕掛けられ、本気で事業構成を考えざるを得なくなったセブン&アイ。表面的な株価対策だけでは足りない。国内コンビニをどうやって維持するか。イトーヨーカドーとどのような関係を構築するか。海外コンビニをどうやって日本化するか。課題は山積している。

「上げ底弁当」時のような鈍感な対応ではなく、鋭敏な感性を持って取り組むことが求められる。

筆者撮影

【参考】

『ひらがなで考える商い』伊藤雅俊著/日経BP社 経済産業省 新たなコンビニのあり方検討会|コンビニオーナーヒアリング セブン&アイのデピント氏、報酬77億円 日本歴代2位|日本経済新聞社 セブン&アイ決算説明会資料

【脚注】 ※1 イトーヨーカドー24年2月期損益計算書をベースに営業総利益を粗利で代替し算出