過去の発言で有名なものもあります。不動産で一応成功したトランプ家のビジネスを経験したトランプ氏は、あれだけ廃墟になっているガザ周辺地域をモナコのような観光地にできるかもということを示唆しました。驚きです。
バイデン政権のハリス副大統領が「二国家共存」を訴えているのに対し、トランプ氏がその方向へ進む可能性はありません。
実際、バイデン政権と比較しても、トランプ氏の姿勢ははるかに反パレスチナ的であり、反アラブ的です。にもかかわらず彼を支持するアラブ系住民の姿は、到底正気の沙汰とは思えません。
少ない可能性ですが、アブラハム合意の延長として、トランプ氏がイスラエルとサウジアラビアの間を取り持つことはあり得ます。しかし、それは現在のガザなどでの虐殺を止めることに直接つながりません。