木下氏も言ってましたが、今回の選挙は、前回の都知事選の影響がかなりあるところはありますよね。

蓮舫さんの敗北→「共産党と距離を置く野田路線の立憲になる」→中道票が入りやすくなって躍進 石丸氏の躍進→既存政党はバカにしていたが、玉木さんは必死にその手法を学んで取り入れて実現した

「石丸旋風」はその前に「参政党の躍進」があってそれを取り入れた面があるんですが…

「参政党→石丸旋風→玉木国民民主党」とバトンが受け継がれるうちに、「ポピュリズム政党」ではありながら「現実的な政治の着地点を構想できる能力もある」みたいな状況になってきているのを感じます。

選挙なんだから、「フカシ発言」みたいなのはやっぱりどうしても必要なところはあるわけですよね。

「悪夢の民主党」って言わなきゃいけない時もあるし、「すべての政策課題そっちのけで裏金!って言い続けることが必要」なときもあるだろうし、玉木国民民主党の発言もまあ、あまりお行儀が良いとは言えない部分もあったりした。

一方でそうやって「ポピュリズム的なエネルギーを吸い込みつつそれを形にする」時に、それが「参政党」なのか「国民民主党」なのか、という意味では、後者の方が票が伸びてるということは結構日本社会にとって喜ばしいことなのではないか、という気持ちはありますね。

インテリ目線で「玉木発言のここが許せん」と言ってる人結構いるんですが、ある程度フェアに見ると、

「社会にあふれるポピュリズムエネルギーを吸い込んで28議席取っちゃう政党」が、れいわや参政党や日本保守党でなく国民民主党でほんとうに良かった

・・・という感想を持つべき部分はあるのかもと思います。

4. ”新しい中道路線”の揺るぎない共有が見えてきているというポジティブな見方をしたい

選挙前から言ってることですが、

・自公過半数割れ ・結果として維新・国民の重要性が急激に高まる ・立民は共産党と距離を置く保守寄り野田代表で党勢を伸ばす ・最左翼・最右翼層は少数政党として分離