それが、他の世代から見ると、「弱者に厳しい自己責任論者」に見えるかもしれないけど、でも氷河期世代は同世代にかなり貧困状態になっている大昔の同級生なんかを抱えているので、「貧困問題への問題意識」はむしろ高い面もあると思うんですよね。

でもその「問題意識が他の世代に対してリアル」な面、それに対して本気で取り組もうと思っていないような綺麗事でお茶を濁す精神に対してかなり怒りを持ってる人が多いのではないかと思っています。

それは要するに、

・上の世代の雇用死守!という言葉にも… ・アベノミクス時代の劇的な就職改善と安定した平和時代にも… ・今の人手不足時代の初任給アップにも…

その「すべての綺麗事のフリーランチ」の背後で「ドロを被ってきた」のが氷河期世代だからです。

「黙れ小僧!」という気持ちになるのがわかりますよね?

スタジオジブリさんより

「黙れ小僧!お前に氷河期世代の不幸が癒せるのか?日本社会の他の世代が、安寧な守られた平和を過去20年間生きられるための捨て石とされてきたのが氷河期世代だ。お前に氷河期世代が救えるか?」

で!↑”こういう切実な思い”を引き受けてくれるのが、維新や国民民主党で、今回は維新が色んなゴタゴタに巻き込まれている分、国民民主党に期待が集まっているということなのかなと思うんですね。

4. 国民と維新が重要な役割を果たす流れになる理由

最近、僕のウェブ記事や本が結構広く読まれるようになって、国会議員の勉強会みたいなのにも呼ばれることがあるんですが、今年の7月に日本維新の会の勉強会に呼ばれて話した時に、政調会長の音喜多さんが、

全体として「自民的なもの」が緩やかに票数が落ちていく先で、立民は最左翼層とくっついている限り現実の舵取りは絶対できない。そうすると「足りない票数を補える現実的な政党が必要になる。そこでどこかのタイミングで自分たちを高く売れるタイミングが来るので、そこでキャスティング・ボートを握って政権に参加する。