撒き餌カゴはサビキの上下それぞれに付けるダブルカゴ方式とし、上カゴとサビキの間にクッションゴムを介する。

サビキは実績のあるケイムラ仕様のスキンの針7号、ハリス2号を選択。8号針・ハリス7号のフラッシュ仕様の船釣り用のサビキの組み合わせといういつものパターン。

小アジの確保が必須なので選択肢として飛ばしウキを当初セットしていたが、当日は竿下サビキ釣りで事足りた。

1回落とすごとに二連、三連と小アジが掛かる活況ぶりで、わずか10分余りで小アジが大漁となった。釣った小アジを入れた海水バケツを手に歩いて、再び南方向の元の釣り座に戻る。

小アジはノマセ釣りで活きエサとして使うので、2つの海水バケツに小アジを分け、うち1つは内向きの海中に沈めて活かしておくことにした。

岸和田沖一文字でのノマセ釣りで38cmツバスをキャッチ【大阪】青物シーズン本格化わずか10分余りで小アジを十分に確保(提供:TSURINEWSライター・伴野慶幸)

ノマセ釣りのタックル

ノマセ釣りのタックルは、竿とリールはサビキ釣りと同じで、接続する自作のノマセ仕掛けは、クッションゴムの先には、カン付き丸セイゴ12号とカン付きチヌ1号の親針と孫針の二本針。小アジの掛け方は、親針は背掛け、孫針は尾びれの近くに刺す。タナは3ヒロで、沖向きに可能な限り仕掛けを遠目に投入する。

岸和田沖一文字でのノマセ釣りで38cmツバスをキャッチ【大阪】青物シーズン本格化ノマセ釣りの活きエサの針付け(提供:TSURINEWSライター・伴野慶幸)

両隣はルアーマンだったので、左右に広くは流せず、こまめに打ち返してトラブルを避けるよう心掛けた。幸いにも潮の流れは緩く、両隣のルアーマンも私のノマセ釣りを受け入れてくれる心優しい人たちだったので、肩身の狭い思いをしながらも、気遣いの範囲内でノマセ釣りを続けることができた。

岸和田沖一文字でのノマセ釣りで38cmツバスをキャッチ【大阪】青物シーズン本格化小アジ釣りのタックル(提供:TSURINEWSライター・伴野慶幸)

回遊状況が悪く激渋の状況

出船前に船長が、近況はサゴシ中心に朝マヅメによく釣れていたと話してくれていて、釣り人たちは期待感いっぱいだったが、一転して当日は夜明け後朝7時過ぎまで、見渡す限りエソしか釣れておらず、青物の気配は全くうかがえない激渋の状況。