なお、岸和田一文字の詳しい特徴その他の解説は、過去の投稿をご覧いただきたい。

波止に渡るも早速苦労の連続

4:30に2番船が出船し、沖一文字に着くと、船長のアナウンスどおり始発便の先客が既に有力な釣り座を埋め尽くしていた。

岸和田沖一文字でのノマセ釣りで38cmツバスをキャッチ【大阪】青物シーズン本格化2番船の釣り人は南方向奥での釣り(提供:TSURINEWSライター・伴野慶幸)

仕方なくポンプ小屋から南に50mほど歩いて空き場所を見つけて、1人あたり波止のケーソン1ブロックのルールに従って釣り座を構えたが、早速苦労の連続となった。

脚立を忘れる

まず、波止の沖向きに上るための梯子がない。当日は自前の脚立を持参するのを忘れてしまった痛恨のミスが祟り、クーラーを足場に波止の沖向きに上る危うい状況を余儀なくされた。

私のような憂き目に合わないように、岸和田沖一文字に渡る人は、ぜひとも自前の脚立を持参してほしい。

活きエサ確保に移動が必要

もう1つの苦労は、ポンプ小屋から南側の内向き(陸向き)は、海がオイルフェンスで囲まれたエリアなので、サビキ釣りには不向き。ノマセ釣りの活きエサとなる小アジ釣りのために、波止の北端付近までわざわざ移動を余儀なくされた。

ノマセ釣りを始める前からこうした面倒事を抱えてしまい暗い気持ちになったが、さらに追い打ちをかけたのが夜明け前までのタチウオ釣りの不発。平日には二桁釣果の人もいたというモーニングサービス状況は一転、当日は見渡す範囲でタチウオを手にしたのはたった1人だけという惨状。

ドジョウテンヤの引き釣りで挑んだ私も、ワインドやジグで挑んだルアーマン達も軒並み不発で、波止上は険しい表情の釣り人が目立っていた。

岸和田沖一文字でのノマセ釣りで38cmツバスをキャッチ【大阪】青物シーズン本格化タチウオ釣りは不発(提供:TSURINEWSライター・伴野慶幸)

夜明け後のサビキ釣りは小アジ大漁

タチウオ釣りに見切りをつけ、夜明け後は歩いて一時的に波止の北端付近に移動。サビキ釣りでノマセ釣りの小アジの確保に挑む。タックルは磯竿5号5.4mに道糸5号を巻いた両軸リールをセットする。