それともう一つ、社会貢献の形としてはやっぱり医療分野に使いたいと思っています。ここまではまだ、僕がまだ想像できるところ。でもそこから先は、いろんなプレイヤーが当社プラットフォームを使って事業していく範囲なので、何が登場してくるかわからないんですよね。
ただ、「匂いをデジタルデータ化して一般の人が扱えるようにする」ことで、おそらく我々人類にとってより良い世界を作れるはずなので、自分はそれをやってるというイメージがありますね。インターネットが出てきた当時は、「これが何の役に立つの?」みたいな感じだったと思うんですが、今は誰もが使い方を理解して、多様なサービスを展開している。多分、最初にインターネットを生み出した人たちは、今こんな世界になっているとは想像していなかったんじゃないでしょうか。それとちょっと似てると思ってるんです。
ディフューザーが普及してたくさんの人がScent Storeを使ってみて、「香りってこうやってデータでやり取りしてダウンロードできるんだ」ということが一旦分かれば、どんどん進化していくと思います。
情報発信強化で「香りのメディア」を立ち上げ予定
Horizonは、CEO自らYouTubeアカウントを設け、積極的に情報発信を展開中だ。
――2026年のNASDAQ上場を目指すと以前の取材記事で読んだのですが、今後のロードマップとしては英語ローカライズや英語での情報発信でしょうか?
Alex:いえ、NASDAQ上場は、2027年の第4四半期を目指しています。新しいアプリのUIが出るんですけど、 それまでには英語化対応を済ませ、2026年第4四半期にはアメリカで事業を展開します。そこで売上と実績をちゃんと作り、日本とインドネシアではローンチ済みなのでこの実績をもって上場審査に出して、2027年の第4四半期に上場させるのが今描いているストーリーですね。