浦和レッズ、アビスパ福岡、アルビレックス新潟の3チームは直近5試合の中に連敗を含んでいる。特に浦和は無得点での3連敗、新潟は大量失点での4連敗と大きな課題を残しての連敗となっており付け入る隙は大いにあるだろう。上位勢との対戦で苦しい分、中位勢から確実に勝ち点を挙げることでむしろ浮上のきっかけとしたいものだ。


湘南ベルマーレ 写真:Getty Images

連勝で勢いに乗る:湘南ベルマーレ(現15位)

残りの対戦カード

  • 広島、FC東京、札幌、横浜FM、神戸

ボトムハーフの中で唯一直近のゲームで連勝を果たしている湘南ベルマーレ。第32節の鹿島戦では2点ビハインドをひっくり返し、続く東京V戦では2-0と完勝を収めシーズン最終盤に向け勢いは十分についていると言えよう。

そんな湘南だが、消化試合数の違いから勝ち点で並ぶ京都や柏と比較して不安要素を抱えている。現在降格のボーダーラインにいる18位磐田に加え、17位京都と16位柏の3チームは湘南と比較して1試合消化が少ない。未消化試合で勝ち点3を積み上げて来るならば一気にプレッシャーは跳ね上がる。その中で残りの対戦カードに目を向けると、次節が首位広島戦、最終節には現時点で2位の神戸戦と上位勢を残しており、この2チームを含め今季の戦績は2分3敗と勝ちがない点でも危うさを感じる。しかし、後半戦で現状の上位5チームからいずれも白星を挙げていることを言い添えたい。

上位食いの勢いそのままに、次節広島戦でも連勝を伸ばせれば残留は大きく近づく。得失点差でも下位のチームとは差があることから、勝ち点で追いつかれても不安は少ないと言えよう。大量失点を避け、たとえ1ずつでも着実に勝ち点を積み上げて逃げ切りを図りたい。


アルビレックス新潟 写真:Getty Images

守備の立て直しが急務:アルビレックス新潟(現14位)

残りの対戦カード

  • 横浜FM、東京V、柏、G大阪、浦和