チェック2:視界の良好さ&シールド洗浄

乗車時の周囲の状況確認も含めて、視界の良好さは前方がしっかり見えてある程度左右が見えていれば大きな問題はないのだが、視界の良好さは目の疲れの軽減にもなるし、背が低い人だったり平均的な身長でもシート高の高いバイクに乗った時など、視界の良し悪しがかなり効いてくる

視野の広さ

筆者は身長156cmだが、例えば停車時に165cm以上の人がひょいっと身体を捻って後方を確認する動きをマネしようとすると、マシンによっては足着きの悪さで不安定な姿勢になるため上体をあまり捻らずシールドギリギリで視界を確保する動きが必要になってしまう。なので視野の広さもまた重要ポイントなのだ。

ブレードランナーのシールドは左右幅は決められた規定値だが上下幅を広く取った形状になっており、この広くなっている分、周囲確認時の使用視野が増えて体勢維持も楽にできる!

また、ライディングポジションを考慮し前傾姿勢を取った時にまっすぐ前方が見える位置にシールドが配置されているのだが、これが驚くほど走行時の首と目の負担を軽減してくれていた。ヘルメットを置くとまるでシールドが上を向いているように見えるほどの位置。

普通に置いてみるとシールドは上を見上げてる

シールドの歪み度

シールドに歪みがあると距離感がかなりバグる。足着きのよくないバイクでいざ足を着こうと足元に目を向けた瞬間、シールドの左右付近(Rのキツイ部分)が歪んでいると地面との正確な距離感が分からなくなり危ないのだ。

大手メーカーモデルでも形状ゆえか歪みのあるものがあるため、ここはかなり重視したいポイントだ。……と気を張っていたのだが、ブレードランナーのシールドに気になる歪みはなかった

シールドの洗いやすさ&力要らずの簡単取り外し

虫がペチペチ当たってくる季節に限らず、常にシールドはかなり汚れやすい。分かりやすい汚れがなくても意外に黒ずんでいたりといつのまにかクリアで良好だった視界をくすませていたりする。

ウエットティッシュや柔らかい布などでササッと拭くのにも限界がある汚れなどは、やはりしっかりと洗いたいもの。またゴシゴシ拭くと細かい傷がついたりコーティングが剥がれたりなども心配だ。

シールド開閉部が4段階の調整機能付き+全閉時のロック機能付きで、硬さもなく片手で簡単に開閉操作が可能なブレードランナーのシールド。このシールド、ちょっと見たことないくらい簡単に取り外しができるのだ!

シールド着脱といえば「コツがいる/力がいる/変な方向にやったら割れそう」などネガティブなイメージしかなかったが、これは本気で簡単。まさにワンタッチ。装着後のガタつきもないので、ツーリング中の休憩時でもササッと外して水で丸洗いできること間違いなし!

このレバーを親指でクイッと下ろすだけでパカっと外れる!
はめる時は穴の角度を合わせてはめたらレバーを戻すだけ!

ここまで簡単にシールドの取り外しができるなら、普段からオプションのシールドたちを使い分けて走りの気分も簡単に変えられそうだ。