私がAmplitudeへの入社を決めた要因はいくつかありましたが、最大の理由はとても傑出した若者であるスペンサーと一緒に働きたいという思いだったんです。初めて会ったのは2年半前で、彼は今まだ36歳です。私はもう少し年がいっていますが(笑)。Amplitudeの卓越した製品開発・技術力と、自分の市場開拓能力は私にとって完璧な組み合わせでしたし、私たちの固い握手は長く続く確かなものになるだろうと感じました。
当時から彼は傑出した商品と技術を率いていましたが、リーダーとして、今以上に素晴らしいCEOになる手助けをしたいのです。これから先、長年にわたって一緒に仕事したいですね。
――Hansenさんがメンターというか、“お父さん”的な関係なのでしょうか。
Hansen:いえいえ(笑)、私は彼から学ぶところが多いんですよ。彼のほうも私から学んでいるでしょうし、いわば共生関係ですね。彼には彼の強みが、私には私の強みがあって、それらが重複するのではなく補い合うという非常に良い関係を築けていると思います。お互いへの信頼と敬意があるのでうまくいっています。
それと、私個人の自己中心的な理由なんですが、私は働いてないと退屈してしまうんですよ(笑)。引退するには若すぎますし。子供たちは今大学生2人と社会人1人なんですが、彼らにとってのロールモデルでもあり続けたい。勤勉さが重要であるということを今後も理解していてほしいです。
自社ソリューションの利用を大幅簡素化したAmplitude Made Easy
――先日発表された、プラットフォームの大幅な簡素化である「Amplitude Made Easy」は大きな変革だったと思います。実現までどれくらいかかったのでしょうか?
Hansen:実際のコーディング作業は今年の初めから行っていますが、「これまでとは根本的に違うものを実現しなくてはならない」と認識した時点から数えるとほぼ1年前になるでしょうか。