度入りのメガネで視力を矯正するのだから“度を強くすればより遠くがよく見えるのは当たり前”……だと思っていたのだが、どうやら違うらしい。今回、目からウロコだったのはダブルオーグラスギアの檜垣代表による検眼作業による度数調整だ。機械での視力を測定とともに、屋外に出てライディング中でよく使う、5m先から4〜50m先の視界が最もよく見えるような視界を仕上げていくというプロセスを踏むのだが……。


檜垣さんいわく、僕の場合普段かけているメガネの度はキツすぎるとのことで、言われるままに若干弱めの度で「RIDINGEYEWEAR」を作ってみることにした。内心“今のメガネより遠くが見づらくなったらやだなぁ……”なんて思っていたのだが、届いた「RIDINGEYEWEAR」をかけてみてびっくり! やはり餅は餅屋、任せてよかったことを実感する。というのも不思議と度を弱めたにも関わらず、普段使っているメガネよりも遠くがよく見えたからだ。秘密は檜垣さんによる見えやすくする色の調整具合にあるようだが、さすがはメガネのスペシャリストといったところだ。
その⑥ 手前もしっかり見える -検眼技術が高い-
さらにもう一つ驚いたことがあった。遠くだけでなく目の前のメーターも見やすくなったのだ。僕は現在、ちょうど50歳。もともとの近眼、乱視に加え、いよいよ老眼が入ってきたお年頃。さすがにまだメガネを遠近両用にするほどではないにせよ、メガネをかければ遠くはそこそこ見えるのだが、メガネやコンタクトをしているとメーターや時計などの手前にあるものにピントが合わなくなってきた。