Rantala: スタッフには福利厚生として、手厚い医療サービスや、社員旅行をはじめとする数多くのイベント、自転車通勤を奨励するための電動自転車購入時の助成金、ランチクーポン、毎月の無料マッサージなど多くの特典を提供しています。
フレキシブルワーキングアワーに加えて、勤務時間を80%に短縮するオプションがあります。これは、通常の勤務時間を80%に減らしながらも、給与は通常の90%受け取れるシステムです。仕事と私生活のワークライフバランスが取れるということで、子育て世代のスタッフや趣味を大切にするスタッフを中心に2割のスタッフが「80%勤務」を利用しています。これは、とても斬新な試みだと思います。正規導入前にトライアルを行っていますが、トライアル中に生産性の低下は特別見られませんでした。
テクノロジーとクリエイティビティが混在するのがゲーム業界です。弊社では、無駄に労働時間を強いるより、1日のうちに業務に集中できる時間を確保することが大切と考え、これらはスタッフの生産性を最適化できるシステムだとポジティブに受け止めています。
――御社には複数の主要製品があるかと思います。実際にどれくらいのユーザーがプレイしているのでしょう。
Rantala: 主要製品はHill Climb Racing、Hill Climb Racing2、そして今年発表したLEGO Hill Climb Adventuresの3つのモバイルゲームです。あわせて月間アクティブプレイヤーが約5,000万人、デイリーアクティブプレイヤーは約700万人と、非常に多くの方にプレイしていただいています。
Hill Climb Racingは2012年にリリースされ、モバイルゲームの中では最も多くプレイされているレースゲームなんです。Hill Climb Racingには約3,500万人の月間アクティブユーザーがいます。続編のHill Climb Racing 2は2016年に発売され、約1,500万人の月間アクティブユーザーがいます。