DFフィルジル・ファン・ダイク、DFトレント・アレクサンダー=アーノルド、FWモハメド・サラーの去就も気になるが、冬の移籍市場もしくは来夏の移籍市場で大きな動きが出てくることが予想される。
敗者:チェルシー(プレミアリーグ)
多数の選手が入団と退団をする慌ただしい夏を過ごしたチェルシー。MFコナー・ギャラガー(アトレティコ・マドリード)やDFトレヴォ・チャロバー(クリスタル・パレス)といったい同クラブ出身の選手を放出し、経験豊富なFWラヒーム・スターリングはアーセナルへレンタル移籍させるという奇妙な行動をとった。
クラブはFWロメル・ルカク(ナポリ)、DFルイス・ホール(ニューカッスル・ユナイテッド)など多くの選手を放出して、約1億8890万ポンド(約350億円)の売却金を手にしている。しかし、DFベン・チルウェル、FWダトロ・フォファナ等は移籍先が決まらず、飼い殺しの状態になりそうだ。
移籍市場の後半にFWジェイドン・サンチョとFWジョアン・フェリックスを獲得したことを忘れてはならないが、クラブの共同オーナーが互いの買収を検討しているなど上層部の内紛が発覚し、厳しい批判を浴び続けている。
敗者:バルセロナ(ラ・リーガ)
アスレティック・ビルバオのFWニコ・ウイリアムズの獲得に失敗し、6,000万ユーロ(約93億円)で獲得したFWダニ・オルモの登録のために必死でコスト削減に努めるなど、別の意味で市場を賑わしたバルセロナ。
DFジュリアン・アラウージョ(ボーンマス)が退団。DFクレマン・ラングレ(アトレティコ・マドリード)、FWビトール・ロケ(レアル・べティス)、MFオリオール・ロメウ(ジローナ)はローン移籍。放出に伴う収入が少ないことが指摘されており、金策がここ数年の課題なのはいうまでもない。しかし、FWパウ・ビクトルを獲得したことは評価されている。