この文通の仕事でつながってる人が、「自分だけの何か」を人生の中で作っていきたいという時には、「二段階型」でやるといいのでは?みたいな話をする事が多いです。
「二段階型」っていうのは、
・とりあえずその領域に触れ続ける環境を作る ・あせらずだんだん自説が固まってくるのを待つ
…という「段階を踏む」のを意図的にやるってことです。
自意識過剰の人のキャリアで難しいのは、「行動と思考のバランス」なんですよね。
「一日百件電話かけまくれる人」の成功ルールみたいなのは、自意識過剰の人はマジで真似しようとしてもできない事が多いですよね。
もちろんたまにはそうでない人もいて、「文通の仕事」で繋がってた女性で、普段はかなり陰キャな悩み深いタイプなのに営業電話だけはスイッチ入って、いつも会社の月間ノルマを最初の一週間で終わらせてる人がいたので、案外やってみればできる人もいるかもですが(笑)
まあでも普通は、「ガチの外向型陽キャ」と同じ行動量はマジ無理っす、って人が多いはず。
だから、「ガチ外向型陽キャ」より「行動量」が少ないのはまあ仕方ないとして、かといって「行動量があまりに少なすぎる」と、自分の「ビジョン」がちゃんと地に足ついたものにならないじゃないですか。
陰キャなりに、無理が溜まって潰れない程度で、でもちゃんと「ある分野に触れ続ける環境」を作っていくことが大事。
そういう意味では、あまり「ガチで競争的すぎる(生き残るだけで120%のハードワークで潰れちゃう)」ような環境よりは、ある程度余力を持って考える環境がある方が、陰キャの人にはいい可能性はあるなと思います。
そうやって、「潰れない程度に触れ続ける」と、自意識過剰人間はちゃんとその「体感」をまとめあげて一つの世界観や「あるべき姿」を描いていくことができるはずだと思います。
そのうち「持論」が固まってきたら、あとは色んなところで色んな人にそれを話すようにしていくと、「そうそう!俺もそう思ってたんだよ!」と陽キャ寄りの人がワイワイ持ち上げてくれて、話がどんどん進んでいく「人生後半の幸福なコンビネーション」にたどり着くことができるでしょう。