なんか、ビジョンっていうのは「社会全体をひっくり返すようなビジョン」じゃなきゃいけないわけじゃないんですよ
そういうのじゃなくて、
ある国(日本)の、ある地域の、ある業界の、”いつもついついこうなっちゃってる課題”に対する、本当はこういう連携ができればもっと良いのでは?もっとこういう製品や商売ができれば良いのでは?というような”持論”
↑こういうのが、今の日本には、あと百万個ぐらい必要なんですよ。いやほんと、大げさでなく百万個ぐらい必要。問題山積みすぎるからね。
そういう「地道に練り上げられたビジョン」によって、こういうの↓
誰かを悪者にして、「こんなの簡単だよ、あのバカどもを抹殺しさえすれば全部解決するんだよ」みたいなことを吠える人たち
…を置き換えるようにしていかないと、本当の問題解決なんてできない。
どんな小さな分野でも、
・その分野にちゃんと一定期間関わって ・単純化しすぎた紋切り型の暴論に飛びつかずに ・色んな関係者の事情を勘案した上で ・全体にとって良くなるあるべき着地点を構想していく
…こういう↑を地道にやってる人がいて、その「持論」が徐々に明確に固まってきたら、あとは旗を掲げるだけで良い。
その「持論」に確かな意味があれば、「旗を掲げる」ことさえすればあとは周りの人がホイホイ助けてくれて、どんどんあなたの事を押し上げて行ってくれる。
これが、
「毎日百件コッカラッス!って電話しまくれる人」以上の成果を陰キャの人が出せる唯一の方法
…なんですね。
こういうことは「自意識が薄い人」には決してできない。
事務的なメール一本送るのでも延々とパーソナルなディテールを考えてしまうとか、理系ならただ公式暗記して計算すりゃいいじゃんみたいな問題を延々考えちゃうというような、そういう「過剰な」タイプの人こそ、本当はこういう「パワーの源泉」を持っているはずなんですね。
3. 「長期戦で自分だけのビジョンを作っていく」には、二段階型キャリアが必要僕は経営コンサル業のかたわら趣味で「色んな個人と文通しながら人生を考える」という仕事もしていて(ご興味があればこちらから)、そのクライアントには20代から60代まで、男女ほぼ同数ぐらいの色んな職業の人がいるんですが。