でも、「マーケットイン」をやりすぎると、現時点の顧客の想像力の範囲から出れないみたいな話もあって、それを超えるためには「陰キャの妄想力がキチンと練り込まれたプロダクトアウト」がこれから大事だよね、みたいな話になって来てるとこありますね。
「プロダクトアウト」っていう用語をポジティブに使う例って少なくとも一昔前まではレアだったと思うので、上記記事を読んでいてそこが妙に印象に残りました。
だから、日本国内で「陽キャ寄り」だろうと「陰キャ寄り」だろうと、みんな日本人ならたいていグローバルに見たら「陰キャ」なんだから、それぞれなりに「陰キャの妄想力」を結晶化させるプロセスをちゃんとやらないといけないんですね。
グローバルに売りまくるには「一日百件電話して」とかじゃどうしようもないわけで、むしろある程度「プロダクトアウト」に作り込んでそれが本当に「突き抜けた」ものになりさえすれば、そこから先は「グローバル資本主義さん」という「生身の個人ではありえないレベルの陽キャのバケモノ」が、世界の裏側まで勝手に売りまくってくれる世界にはなってるので。
日本国内で日本人向けに作ったアニメが、Netflixみたいなプラットフォームを通じて勝手に世界中で放映される、みたいな話ですね。
「陰キャの妄想力」をルサンチマンとして無駄遣いしないで、ちゃんと「ビジョン」として昇華させ、それをグローバルに売りまくるサイクルをちゃんと回していきましょう。
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つづきはnoteにて(倉本圭造のひとりごとマガジン)。
編集部より:この記事は経営コンサルタント・経済思想家の倉本圭造氏のnote 2024年8月31日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は倉本圭造氏のnoteをご覧ください。