こうやって考えてみると、日本人の中で陰キャ寄りか陽キャ寄りか、みたいな話はバカバカしくなるぐらい、グローバルに見れば日本人はほぼ全員「陰キャ」寄りなんだから、その「特異性」を活かす方向に進まないとダメって話ではありますよね。
日経で、GINZA SIXっていうラグジュアリー専門百貨店が好調だって記事が出てて、単に旗艦店を出すだけでなく「体験型」を感じてもらえる演出を作り込んでるから強いとか。
「ラグジュアリー百貨店」を作る人って日本の中では「ガチ陽キャ寄り」の人のように思えるけど、でもそれでも世界的に見るとこういう「陰キャな妄想力の作り込み」ができる人たちが揃ってるという感じではあるわけですよね。
上記記事で、
ある意味で「プロダクトアウト」的に作っている
…とリーダーの人が言っててなかなかおもしろかったです。
「プロダクトアウト」っていうのは、平成時代には「ダメな例」とされる事が多い用語だったんですよね。
もともと「プロダクトアウト」という用語は、例えば日本の家電メーカーがなんとなく惰性で消費者側のニーズとか関係なくゴテゴテ機能を追加してボヤケた製品作っちゃう、みたいなのを批判するための言葉だったんですよ。
逆に対義語の「マーケットイン」がポジティブな用語とされていて、会社都合の惰性のプロダクトアウトじゃなくて、「市場のニーズをちゃんと聞いて作る」ことが大事だよ、みたいな話だったんですね。